2019年6月29日土曜日

真実と思われていることがらは3つの段階を経ている

第1段階,嘲笑の的になる。第2段階,断固として反対される。第3段階,自明の理として受け入れられる。
僕はショーペンハウエルの文言のことではなく,木田先生のことを話そうとしているのだ。スパゲッティが好きだった木田先生だ。

2019年6月27日木曜日

イメージの赤さの規準は何か。

赤いのが他人のイメージであるときには,私にとってのその規準は他人の言語である。赤いのが私のイメージであるときには,当の私にとってその規準は何もない。

ウィットゲンシュタインの全集は,とても高価で手には入らなかった。かと言って原語で読む力はなかった。岩波文庫の★1つが70円だったから,斉藤先生は学食の定食を我慢して,本を読みなさいと話した。素うどんにすれば30円ですんだから。そうだ。70円あれば,カツ丼や中華丼が食べられた時代だった。30円で電車に乗ってた頃の話だ。

庭で小さい猫がねむっていた。

きっと娘だ。いつもの場所で,無防備に,彼女の場所だった。
時間が過ぎたのだ。世代が変わったのだ。今年のソテツの腕の広げ方は異常だ。空からはっきり見えるように・・なのかも知れない。台風に変わるかも知れないと言われた渦巻きは早々に通り過ぎ,初めての芙蓉の花が開いた。庭はもう温帯雨林だ。