雨降り、鏡の中の自分の顔を見ていて、彼のことを思い出した。別に意味はないのだけれど。彼のセリフを忘れていたし、そもそも彼の名前すら覚えてはいなかった。完全に消えてしまっていたのだ。顔は思い浮かべることができないほどに・・だ。
K・ル・グィンの本のことを思った。「風の十二方位」だ。いい作品なのか、そうでもないのか、僕には分からない。触手をなでる感覚はある。彼女は最近まで存命だった。その死を思った。
中西君から風の十二方位までどんな道筋なのか。季節の変わり目の風は思わぬ香りを運んでいるのだ。
2018年5月6日日曜日
2017年10月9日月曜日
彼がどのように宣言しようとも
レーニンが権力を求めた国では、伝統的に大衆など統治者にとっては足元の泥同様の無価値な存在だった。
ほんのすこしだけ時は流れたけれど、我が国で権力を求める人々の心情は・・・・人の心など解るはずもないけれど。かれらの言葉はひとをいらつかせる。うつくしくない言葉、文脈、音色・・・聴き取ろうとするものを、私を、いらつかせる。
ほんのすこしだけ時は流れたけれど、我が国で権力を求める人々の心情は・・・・人の心など解るはずもないけれど。かれらの言葉はひとをいらつかせる。うつくしくない言葉、文脈、音色・・・聴き取ろうとするものを、私を、いらつかせる。
2017年9月17日日曜日
『世界現相は、森羅万象、悉く「意味」を”帯び”た相で現前する。
各々の現相は、その都度すでに、単なる「所与」以上の「或るもの」として知覚される。』・・・
さっぱり理解できない。これが出発点だという。これが問題提起なのだと・・・さっぱり意味がわからない。そう思った。なのにかっこいいと思ってしまった。理解できないからかっこいいとはおかしな話ではあるけれど。そう思ったのだ。むかし、むかしのこと、これがきっと深入りするきっかけになった言葉のひとつだ。
さっぱり理解できない。これが出発点だという。これが問題提起なのだと・・・さっぱり意味がわからない。そう思った。なのにかっこいいと思ってしまった。理解できないからかっこいいとはおかしな話ではあるけれど。そう思ったのだ。むかし、むかしのこと、これがきっと深入りするきっかけになった言葉のひとつだ。
2017年9月8日金曜日
どしゃぶりの雨のなか、右折して公園前の道を北へ向かった。
市営バスとすれ違った。2車線の狭い道だ。けれど中央駅前のときどき渋滞をおこすこの道なくしては交通のシステムはくめない・・・はずだ。その道をとても狭く感じたのは、買い物の帰りだったせいではない。ぼくはこの道で、井上洋子と偶然にあったあの場面を思い出していた。あれは、夏だった。暑かったのかどうかは覚えていない。ただ、何も言えなかった。話せなかった。若かったのだ。純情だったのだ、互いに。とても。
2017年9月6日水曜日
むかしむかし
むかしむかし。謄写版というのがあったなあ。ガリ版の文字の得意な活動家がいて、どんなにうまく印刷したつもりでも、そこかしこをインクで汚していたものだ。鉄筆やガリ版はどこに行ってしまったのだろう。押し入れのすみの古い段ボール箱の中にひょっとすると紛れ込んでいるかも知れない。
2016年1月28日木曜日
2015年9月8日火曜日
僕は上野駅で若狭を見送った
映画のようだった。くさいドラマのようだった。
時任君は僕の人生の中で全てにおいて僕より優秀だった。勉強もできたし運動神経も抜群だった。歌も上手く人望も厚く人気があった。
今。僕は彼の消息を知らない。どうしているか全く知らない。あえて言おう。興味がないのだ。彼はある時期を過ぎて何の意味もない人物となった。消えてしまったのだ。そして少しも惜しくない。消去したDATAは完全に消去しておかねば容量を維持できないのだ。
若狭はいまだに僕の人生の中に存在している。生きている。もちろん彼自身も生きている。
時任君は僕の人生の中で全てにおいて僕より優秀だった。勉強もできたし運動神経も抜群だった。歌も上手く人望も厚く人気があった。
今。僕は彼の消息を知らない。どうしているか全く知らない。あえて言おう。興味がないのだ。彼はある時期を過ぎて何の意味もない人物となった。消えてしまったのだ。そして少しも惜しくない。消去したDATAは完全に消去しておかねば容量を維持できないのだ。
若狭はいまだに僕の人生の中に存在している。生きている。もちろん彼自身も生きている。
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